検査について
治療を始めるに当たり、患者さんに現在の口腔内の状況をご理解いただくため、症状のある部分と、必要に応じて全体的な検査も行い、初診時のお口の中の状態を記録いたします。
口腔内写真撮影
現在のお口の状態を、写真にとり記録します。日頃見ることのできない部分を確認できます。
レントゲン撮影
肉眼では見られない部分を調べます。
むし歯、歯周病進行度
歯を支える骨の状態
親知らずの状態
口腔内診査・診断
現在のお口の中の状態を検査します。
かぶせ物、詰め物の状態
むし歯の有無、進行状態
かみ合わせ
歯垢・歯石の付着、口臭の有無
歯周病の検査
歯ぐきの病気と進行度合いを調べます。
歯周ポケットの状態
歯ぐきからの出血や膿のチェック
歯の動揺度
定期健診について
従来の歯科治療では、「むし歯や歯周病になったら歯医者に行き、治療を受ける」というのが当たり前でした。しかしこれでは、病気になるまで指をくわえてじっと待っているようなもの。病気になったら治療するのは大切なことですが、一番いいのは病気にならないようにすることに違いありません。
そこでにしやまファミリー歯科では、悪いところが現れる前から定期的に診察・メインテナンスを行うことで、お口の病気の発症を防ぐ、予防歯科に力を入れています。予防歯科では、むし歯や歯周病の発症を防ぐとともに、一旦治療した部分の再発防止を図ることも目的の一つとしています。治療をくり返して、いつか大切な歯を失ってしまう前に、予防歯科でメインテナンスを受ける習慣を身につけ、お口の健康を永く維持していきましょう。
当院のメンテナンスの流れ 1回あたり40分~45分をかけて、次のようなことをします。
問診
歯周検査
歯周検査を行い、お口の状態を検査します。
磨き残し、虫歯のチェック
どれくらい磨き残しがあるか、どこの部分に磨き残しがあるかを確認いただくためにチェックします。
歯磨き指導
現状のブラッシングでどこがみがけていないのかをよく理解していただいたご自分に合ったブラッシング法を学んでいただきます。
日頃のブラッシングによるプラークコントロールが大切です。
スケーリング
「スケーラー」と呼ばれる器具で、歯についた歯石を取ります。
歯石の表面はザラザラしているため歯石が付きやすく、そして落ちにくくなっています。
歯石は歯周病の原因の一つと言われていますが、歯磨きでは取ることができない上に、一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に歯科医院で取ることが必要です。
PMTC
歯磨きしても落ちない歯の汚れや細菌の巣(バイオフィルム)を、歯科衛生士が専門的に器械を用いて強力に取り除きます。
歯についている多くの悪い菌を取り除くことができ、むし歯・歯周病の予防になります。PMTC後は、お口の中がすっきりし、とても気持ちの良い治療です。
フッ素塗布
歯の強化・むし歯菌抑制・歯の石灰化効果がある「フッ素」を歯に直接塗布して、むし歯の進行を防ぐ予防法です。
萌出して間もない歯や、むし歯リスクの高い方により効果が見込めます。